本年、2020年は東京オリンピックイヤーです。
あと半年ほどで世界最大のスポーツの祭典が開催されますね!

実は男子サッカーに限り、オリンピック限定のルールが存在します。
正直、ワールドカップとオリンピックって何が違うの?って思われている方もいらっしゃると思います。
今回は、サッカーワールドカップとサッカーオリンピックの違いについて解説していきます!
オリンピックは年齢制限があり、選手登録数も少ない
サッカーオリンピックの最大の特徴は、年齢制限があることです!
23歳以下の選手しか出場できません。
ワールドカップには年齢制限はありません。
あったら大会が崩壊します。笑
選手紹介でオリンピック世代と紹介されたり、U-23代表が存在する理由です!

※オリンピック本戦のみ
オーバーエイジ枠(24歳以上の選手が出られる措置)が3人まで認められています。
各大陸予選ではオーバーエイジ枠は使えません。
ちなみに、オリンピック女子サッカーは年齢制限はありません。
また、オリンピックは男女共に選手の登録数は18人までです。
※オーバーエイジ枠も含めて18人です。
オーバーエイジ枠は必ず使わなければいけないことはありません。
ちなみにワールドカップは年齢制限なし、登録人数は23人までです。
出場国数、出場枠数の違い
ワールドカップとオリンピックでは、出場国数、出場枠がそれぞれ違ってきます。
・オリンピック 男子16チーム 女子12チーム
・ワールドカップ 男子32チーム 女子24チーム
※出場枠は下記参照
オリンピックの出場国数は、ワールドカップの半分しかありません。
地域ごとの出場枠も、オリンピックとワールドカップでは大きく違ってきます。

●オリンピック
・出場可能国数
男子16チーム 女子12チーム
・各大陸の出場枠(東京オリンピック)
アジアサッカー連盟(AFC):4枠 女子3枠
※開催国枠込み
アフリカサッカー連盟(CAF):3枠 女子1.5枠
北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF):2枠 女子2枠
南米サッカー連盟(CONMEBOL):2枠 女子1.5枠
オセアニアサッカー連盟(OFC):1枠 女子1枠
ヨーロッパサッカー連盟(UEFA):4枠 女子3枠
※1.5枠の解説
出場枠数が小数点の各大陸予選2位が戦い、勝者に出場権が与えられる。この場合はアフリカ予選2位vs南米予選2位の勝者がオリンピック出場
・大会方式
男子:4チーム振り分けのグループ予選
(4×4 計16チーム)
→上位2チームが決勝トーナメント出場
(計8チーム)
女子:4チーム振り分けのグループ予選
(4×3 計12チーム)
→上位2チーム+各グループ3位から上位2チームが
決勝トーナメント出場(計8チーム)

●ワールドカップ
・出場可能国数
男子32チーム 女子24チーム
・各大陸の出場枠(カタールワールドカップ)
女子は2019年フランスを参考
アジアサッカー連盟(AFC):5.5枠 女子5枠
アフリカサッカー連盟(CAF):5枠 女子3枠
北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF):3枠 女子3枠
南米サッカー連盟(CONMEBOL):4.5枠 女子3枠
オセアニアサッカー連盟(OFC):0.5枠 女子1枠
ヨーロッパサッカー連盟(UEFA):13枠 女子9枠
※前回ワールドカップの成績に応じて枠が振り分けられるので、毎回若干異なります。
・大会方式
男子:4チーム振り分けのグループ予選
(4×8 計32チーム)
→上位2チームが決勝トーナメント出場
(計16チーム)
女子:4チーム振り分けのグループ予選
(4×6 計24チーム)
→上位2チーム+各グループ3位から上位4チームが決勝トーナメント出場(計16チーム)
このようにオリンピックとワールドカップでは出場国、出場枠、大会運営方式が変わってきます。
特にサッカーワールドカップはヨーロッパの枠が非常に多いのが特徴です。
枠の3分の1以上を占めていますね!
サッカーのレベルや実績を考慮すれば当然ですが。笑
オリンピックは各大陸に平等に振り分けられている印象ですね。
まとめ
今回は、サッカーワールドカップとオリンピックの違いについてまとめてみました。
オリンピックを一言で表すと、出場枠が平等な若手中心のワールドカップといったところでしょうか。
次世代を担う若いスターが主役になることは、ワールドカップとはまた違う視点で楽しめそうですね。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。